岩崎圭(写真右)

1992年生まれ。京都出身。
京都精華大学芸術学部映像コース在籍。

東城三菜子(写真左)

1992年生まれ。長野出身。高校時代に映像に興味を持ち、京都精華大学映像コースに入学。
主にafter effectsを使ってモーショングラフィックと実写映像を組み合わせた技法の作品を制作している。
またBGMも自分で作り、曲と映像のテンポを考え見る人が気持ち良い気分になれるような映像を目指している。

ー 「CRYSTAL IMAGE 0」出展作品【午後0時】について。

「午後0時 - Traller -」(2013年)
Directed by Kei Iwasaki.

岩)きっかけとしては、2年生の後期での長田さんの授業で、課題の制作テーマが[冬]だったんですけど、冬が嫌で夏のアニメーションを作ろう、と思いました。雰囲気としては、夏のさわやかさに比例する、けだるさをアニメーションに出そうと考えて、影の深い絵を書きました。
あの話は、昔の幼少の頃の実際の体験が元になっています。
昔の体験では、カマキリではなくてトンボを捕まえようとして殺しちゃったんだけど、虫的にはカマキリの方が好きだったので、カマキリの中に生息すると言われる、針金虫からイメージを膨らまして、制作しました。
それまでは、アナログが書いていたけど、この作品で初めてデジタルに挑戦しました。

ー 卒制プログラムについて。

岩)ただいま制作中です。今までのアニメーションは怖い感じの話が多かったんですけど、今回はちょっとコミカルなかわいらしい話にしようと考えています。 雰囲気的には、日本昔話のような話で、牛若丸がからす天狗という生き物のひなを育てていく。という話を今制作中です。

ー アニメーションをやるようになったきっかけは?

岩)高校時代、教科書の隅にいっぱいパラパラ漫画を書いていて、それが心に残っていて、映像に入る前にほかの学科の日本画やカートゥーンなど、絵の方に入ろうと考えていたのだけど、中学生の頃に見に行った精華大学の卒業作品展であった、手書きアニメーションの作品に憧れて映像に入りました。

「シェルター」(2007年)
Directed by Manami Kurata
  

でも、結局絵描きたいな。ってなったのでアニメーションをしてます。

ー 「CRYSTAL IMAGE 0」出展作品【USE】について。

「USE - Traller -」(2013年)
Directed by tojo

東)『USE=使う』っていうので実写素材を使って一本アニメーションを制作してみたいな。って思っていて、実写を実写と分からないように加工して、なんとか見せられないかな?というのを一回制作してみたくて制作しました。 実写素材にエフェクトやモーション、モザイクなどをかけたり、音も加工したりして制作しました。平面の素材は一個もなくて、縛りで作ったかんじです。

最後の方に作った素材をそのままちょこっと出しているので、[あ!これ使ってた!]など、気にしてみてもらえれば、嬉しいです。  きっかけは、いつも作る時に平面素材を使って、のっぺりした感じだったけどそれをどうにかしてなくしたいなあ。という思いがあったし、実写素材を使ってみたい。とも思っていたので作りました。

ー モーショングラフィックスに進んだ理由は?

東)1、 2年生の頃は、アニメーションなど絵を描いたりしてたんだけど、人と制作していく中で、AE (アフターエフェクト)を使ったアニメーションを動かす作業が、自分に向いているなって思ったので、なにか特技を作ろうと思って、AE(アフターエフェクト)を一時期すごい勉強しました。

ー 卒生について。

東)卒制もAE(アフターエフェクト)を使ったモーショングラフィックスを制作しようと考えています。でも、絵コンテとか全然書かない人なので、自分の中で曲ができてて...

ー 曲から作るんですか?

東)いつも曲を作って、それに合う感じで映像を作っています。自分で作ってるので、長くもできるし短くもできる。ってところが、自分で調節できるし(笑)。

ー 好きな作品は?

東)何年か前の卒業制作でみた、モーショングラフィックですごい素敵な、実写もありきの、透明感溢れるような作品があって、それをやっぱ目指してるような所があります。 

ー お互いの作品について、お聞かせください。

東)圭ちゃんのアニメーションは動きと間が好き。戦闘シーンの動きとか、動くときはしっかりと動くし、間の取り方がうまい。考えさせられるような間の取り方がある。

岩)午後0時は、初めてデジタルで描いたから、今まで作った作品の中ではあまり動かない方かな。割とピタピタ止まってる。1年生の頃はめっちゃ動いているものを手描きでガシガシ描いてたから、これは珍しい方。

「さらいのもり」(2012年)
Directed by Kei Iwasaki
自主制作アニメ・『ラブコスモ OP』(2014年)
Directed by Kinki Adult
 

みなこの作品は、私が器械に疎くてパソコンを買ったのも2年生の時で、それまでは家にもなかったから、全然わからなくて謎技術(笑)みたいなのを使ってあんな映像作るなんてすごいなと思ってた。ちょっとAfterEffects使ってて、わからないことがあったら教えてくれるし。授業中に先生がこれどうするんだってなったときも教えてたよね。

東)なんかあったね、そんなことも(笑)。ちょうど勉強したとこだったからね。

岩)あと、写真のセンスがある。実写の素材とかも良い。だから、それが合わさってて、生かされてるなと。曲も自分で作るしね。

「枯れる都市」(2012年)
Directed by tojo

東)曲は2回生くらいのときから作り出したかな。フリーとかで取ってくると、かぶる場合とかどっかで聞いたことあるなあってなるから、それが嫌でこれは自分で作るしかないなって。

岩)そう言って作れるのがすごい。

東)まあ、それなりに音符は読めたんで(笑)音符が読めたらできるかなって。

ー これからの制作(卒業制作)について、お聞かせください。

岩)卒制はやっぱり最後ということで卒業もかかってるし、悔いのないようにできたらいいなっていうのと、いつもギリギリで焦ることが多いから、もっとこうすれば良かったとかがないように、余裕を持ってできたらなと思う。私が卒制の作品を見て、映像コースに入ったように、誰かが私の作品を見て同じように思ってくれるようなものが作れたらいいなと思う。

東)わたしもやっぱり、今卒制を1番作らないといけないから、やりたいこと全部詰め込めたら良いなあっていうのはある。昔、こういうのが撮りたかったけど、この作品には合わないっていうのが結構あったから、そういうのも入れて、なんとかまとめきれたらいいなって。最終的に良くなれば良いと思います。

ー CRYSTALIMAGE0について、ひとことお聞かせください。

岩)成功させましょう。たくさんの人が関わって、いろんな人が掛け合ったりして、よく土台ができた企画だと思うし、ありがたいことだと思うので。

東)映画館で上映なんてめったにないしね。

岩)是非、観に来てください。作品完成目指して、がんばります。彩りを添えられるように(笑)

東)私たちが一回生のときにもあって、映画館で上映するということが、すごいそんなことさせてもらえるんだと思ってがんばった記憶があるので、今回もそのときと同じような気持ちで。ドキドキします。広報もすごいやってくれてるし、私もCM作ったりとかして、やっぱいろんな人に来てもらいたいなっていうのがあります。是非、いろんな人に見てもらいたいと思います。